書評

【書評】億を稼ぐ積み上げ力―継続は力なり

 

ビジネス系YouTuberとしても人気を博しているマナブさんの記念すべき初書籍!

ブロガーとしても日本で数本の指に入る実力者であり、ブログ初心者の私が少しでも億を稼ぐ“積み上げ力”を吸収すべく手に取りました。

 

この本から得られるものとして、

・成功するための『思考と行動』

・『習慣化』する力

それでは内容に入っていきましょう。

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目次

圧倒的に継続するための極意

継続のコツは、驚くほどにシンプル

著者は1章の冒頭で、驚くほどシンプルな継続のコツを伝授してくれます、それは、

・朝起きたら、最初にやる

・終わるまで、他の事をしない

(p.18)

著者がブログを1000日間継続できたのはこの2点を続けてきたからに他ならないといいます。また、ブログを1000日続けたことを可能にしたのが人間の持つ「習慣化」の能力であると主張します。もはや、ブログの執筆という行為が「歯磨き」と同じルーティンであったと。

勝手に体が動いてしまうくらい習慣化されるまで続けることです。ここまでくれば、疲れは最小化され、成果は最大化されます。

(p.20)

とはいえ、新しい習慣を身につけるには努力が必要とした上で、特にしんどいのは最初の90日だそうです。

最初の90日がとにかくハードで、中でも開始30日までが本当にキツイ。ほとんどの人が、最初の30日で挫折するはずです。習慣化のためにはとにかく毎日続けることが大切。そこに休日という概念はなく、休日は「継続を阻害する大きな敵」と考えてくださいとのこと。

シンプルなコツを元に休みなく行動することが習慣化の能力を身につける方法とのことです。まずは読書・ブログ執筆を、90日目指し、毎日継続してみます。

 

改善なき継続に成果は生まれない

継続したからといって、必ずしも成功できるわけではないということも忘れてはいけないと著者は主張。

ただ継続するだけであれば、誰にでもできます。成果を生み出すには、毎日改善することが重要です。―スキルアップするためには共通したステップがあります。それは「挑戦→改善」です。

(p.32)

毎日の作業は手段にすぎないといい、多くの人が目的と手段を履き違えているとのこと。

常に「なぜ、自分はこの行動をとるのか」を明確にしていくことが重要です。

 

挫折しても、問題ない

多くの人は「挫折=失敗」と考えます。しかし、最大の失敗は「何もせずに過ごすこと」です。(p.36)何も挑戦せずに、何も行動しなかったら、ずっとレベルはゼロのまま。ポケモンでいえば、ずっとマサラタウンの人生です。そんなのつまらないじゃないですか。

確かにつまらないと思います。挫折を恐れず挑戦していきましょう。

 

成功までの最短ルート

社会人が勉強を続けると、人生はイージー化する。

会社員である私も、1日に2時間は自己啓発の時間をとれるよう習慣化を目指していますが、仕事が終わらなかったり、飲酒の誘惑に負けてやる気がなくなったりなど、時間をつくることができない日も多々あります。

大半の社会人は勉強をしていません。平成28年に総務省が行った社会生活基本調査によると、日本人就業者が学習・自己啓発のために割いている時間は1日平均6分だということです。

(p.100)

これを聞いて平均以上ではあると安心している私をよそに、著者は、時間を生み出す方法として、通勤時間を減らすことや毎日定時帰宅、飲み会や遊びのイベントには参加せずストイックに時間を生み出す努力をしていたとことです。今は、コロナの影響もあり、時間をつくれていることも多いですが、「生産性を高める」「無駄を減らす」を意識して実践していきたいと思います。

新しい挑戦において、不安を消す方法

著者は新しく何かに挑戦するときに2つの方法をとるとのこと。

・目の前の課題以外は無視する

・撤退の条件を決めておく

それでも不安に思うこともあるといいます。その際は、最悪の状態もイメージしておくことで、不安な心がほぐれ、行動力が上がるといいます。失敗したらネタになるくらいの気持ちでいい、くらいの軽い気持ちでちょうどいいと思うとのことです。

 

稼げる人の頭の中

稼ぎたければとにかく動こう

たくさん稼ぎたいなら、たくさん動くことです。

成功というのは、挑戦回数と成功率によって決まります。

数式で表すと、「成功=挑戦回数×成功率」です。

「成功率」を挙げることは非常に難しいとしたうえで、「挑戦回数を増やすこと」が合理的な行動であるといいます。「成功の裏には、10倍の失敗がある」と言われるように、成功者には成功したことばかりが注目されますが、その裏には多くの失敗があるとのこと。

 

稼げる人の思考・稼げない人の思考

稼げる人の思考として、

・相手の視点で考えている

・良い人である。

2点を挙げていますが、注意点としては、良い人である必要はあるが、「都合の良い人」にならないようとのことです。「自分の利益」も確保するという意識が必要です。

 

逆に稼げない人の思考として、

その①:他人の批判ばかりしている

その②:自分は行動せずに、分析ばかりしている

その③:謎の場所で迷い続けている

私も大半ですが、私の勤める企業には稼げない人の思考の人が多数いる気がしています。だからサラリーマンなのでしょうが…。心にグサッとささったので、まとめておきました。

 

行動しながら思考を整える

稼げる人・稼げない人の思考を知ったからと言って、自分の考え方がすぐに変わるわけではありませんと主張しています。

大切なことを、まずは行動すること。行動しながら、気づきがあれば。変更していく。このようなプロセスを経て、だんだん思考に変化が生じます。

(p.169)

再三本書で主張されていることではありますが、行動しながら、改善を重ねていく。動きながら思考を整えるよう、繰り返すことで、自然と「良い思考」が身についていくと著者は主張しています。

 

まとめ

著者はおわりにで、

最後に、大事なことを、もう一度書きます。

朝起きたら、何があっても、絶対に〇〇をする

僕もこのテンプレを使い、今後もマイペースに行動します。

(p.238)

再度、朝起きたら〇〇をする!ということを主張しています。私もこのテンプレを駆使し、まずは90日チャレンジをマイペースに進めていきたいと思います。そのほか、参考になる思考・視点が本書には多数記載されています。ぜひ手に取ってお読みください。

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著者のプロフィール

著者:マナブ

トップブロガー、アフィリエイター、YouTuber。

1990年生まれ。22歳の時、大学を1年休学し、フィリピンに留学。帰国後、フィリピン留学情報ブログを開設。大学卒業後、フィリピンのセブ島に就職するが、11か月で退職。フリーランスになる。その後、起業するも失敗に終わり、27歳の時、月収5万・貯金0に。どん底の状態からブログに心血を注ぎ、月収7桁を達成。29歳には月収8桁を達成し、時間にもお金にもゆとりある人生にシフト。現在はバンコクを拠点に活動。南国で引きこもりつつ、ブログを始めYouTube、Twitterなどで有益な情報を発信している。

 

本の目次

はじめに

第1章 圧倒的に継続するための極意

第2章 成長を一気にブーストする秘訣

第3章 成功までの最短ルート

第4章 生き残るためのマインドセット

第5章 稼げる人の頭の中

第6章 時代の波に先乗りする

おわりに

 

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