書評

仕事ができる人は何を実践しているのか?仕事ができる人の特徴5選

悩んでいる人
仕事ができる人って何を実践しているのかな?どのような考え方をしているの?

 

このような疑問に答える書籍を紹介します!

篠塚孝哉さんのシノ社長の経営塾: ”トレードオフの両立”は、 成果を10倍にするです。

 

記事の内容

「仕事ができる人」が実践していること5選

・ヒアリングが上手い

・断定表現を使う

・トレードオフを両立させる

・「仕事が速いことは価値」と知っている

・期待値調整が上手い

 

著者略歴です

・元リクルート社員。社内で何度もさまざまな賞を受賞

・2011年に株式会社Loco Partnersを創業

・「Relux」という旅行サービスを立ち上げ、年間流通額200億円超にまで成長させた実績

・2017年にはKDDIグループからのM&Aオファーを受諾して、2020年3月末に株式会社Loco Partnersを退任

・現在はグルメコマース「TASTE LOCAL」の社長として一流宿や名レストランのお取り寄せグルメサイトを運営中

・YouTubeチャンネルで、ビジネスマンや起業家の方に役立つ情報を配信するシノ社長の経営塾で情報発信

 

輝かしい実績、私にとっては、雲の上の存在的な方ですが、著者がなぜ圧倒的な成果を出せたのか?実績を積み上げるうえで、

「どのようにしたら仕事ができるようになるか?」をいつも考え抜き、抽象化して血肉にしてきた内容が体系的にまとめられた一冊です。

本書を読むことで「仕事ができる人」の考え方やスタンスを論理的に学ぶことができ、それを自分の仕事に落とし込めるとのこと。

今回は,、その中でも「仕事ができる人」が実践していることの5つの特徴に絞り、紹介していきたいと思います。

それでは内容に入っていきましょう!!

 

 

目次

「仕事ができる人」が実践していること

仕事ができる人には以下の5つの特徴があると著者は主張します。

・ヒアリングが上手い

・断定表現を使う

・トレードオフを両立させる

・「仕事が速いことは価値」と知っている

・期待値調整が上手い

 

ヒアリングが上手い

著者は、仕事はヒアリングが全てです。

成果を出せない人は商談時間の8割以上喋っていて、成果を出す人は商談の8割以上の時間を徹底的にヒアリングしている。

仕事においてヒアリングが重要な理由は、全てのサービスは相手の課題に対してアジャスト(対応)して提案すべきだからといいます。

 

断定表現を使う

商談をはじめ、仕事の現場では断定表現を使いましょう。

次のように曖昧な表現は使ってはいけません。

【禁止ワード】

・思います

・多分

・どちらかといえば

 

とにかく、曖昧な言葉ではなく断定表現を使い、クライアントに一歩踏み出してもらうことが重要とのことです。

 

トレードオフを両立させる

トレードオフとは「何かを得るためには何かを失う」という意味なので、トレードオフを両立させるとは「両方とも得る」ということです。

 

【ビジネスシーンで大切なQCD】

・Q(クオリティ)品質が高い・低い

・C(コスト)お金がいくらかかるか

・D(デリバリー)締め切りの管理

 

たとえば、品質を挙げたいけど予算がないなら、Q(クオリティ)とC(コスト)はトレードオフの関係だが、優秀なビジネスパーソンはこのトレードオフを両立させます。

仕事の現場でQCDの矛盾を感じたら、むしろチャンスと思うべきだと。

しかし、このトレードオフを両立させるは短時間で遂行するのが前提になります。

もちろん、短い時間でトレードオフを両立させることは難しいですが、そのようなあらゆる矛盾を乗り越えることで自分に時間当たりの付加をかけていくと、自分の中で「できる範囲」が広がっていきます。

ビジネスパーソンとしての成長を目指しましょう。

 

「仕事が速いことは価値」と知っている

仕事ができる人は以下のようにタスク処理スピードが早いです。

 

・チャットやメールのレスポンスが早い

・企画書(資料)の制作が速い

・交渉(社内・社外両方)の進行が速い

 

高品質なものを速くアウトプットする人は、ビジネスパーソンとして強いですし成果も出やすい。改めて「スピードの重要性」は理解しておいてください。

 

期待値調整が上手い

今回解説している5つのポイントの中でも極めて重要とのことです。

期限について、明日までに資料を提出しますと回答して、本当に明日提出してしまう営業パーソンは、期待値調整が上手いとは言えないとのとこ。優秀な営業パーソンなら、来週の水曜までに出しますと言っておき、その週のうちに提出したりします。

つまりクライアントの期待値を「来週」に設定しておき、それを前倒しすることで上手に期待値調整していることになります。

ビジネスパーソンは「もらったボールはすべて期待値を少しだけ超えて返すこと」を100回やれたら、ものすごく高い成果につながります。

注意点としては、大きく期待を超えつづけるのは大変だし、下手するとオーバーワークにつながり、燃費が悪くなりがちです。

この期待値調整を上手くできるかどうかが重要とのことです。

 

まとめ: Can(できること)を広げていこう!!

記事内容を以下にまとめます。

・仕事はヒアリングが全て

・矛盾するトレードオフを両立させよう

・少しの期待値調整を積み上げよう

 

著者は、“あとがき”にてリクルート時代に、Will(やりたいこと)よりも、まず先にCan(できること)の面積を強烈に広げた方が良いと思い直し実践していたそうです。

本書にまとめられたCanにつながることを実践していき、失敗を恐れずに何事も挑戦していきましょう!!

今回紹介した仕事ができる人の特徴以外にも、明日からでも使える生産性の高い会議を行う方法や、「成功者」が知っているバランスシートなど必見の考え方などが書かれています。

ぜひ手に取ってお読みください。

 

それでは、今回は以上で~~~す。

 

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